年功序列で高いポジションにいた人が降格し、若い人材が管理職に上っていく。同期格差は当たり前、年齢関係なしの「報酬下克上」の時代がやってきた。

降格で年収1000万円ダウンも

会社業績の差がビジネスマンの給与格差を生み出す一方、社員間の“社内格差”も拡大している。成果主義賃金の浸透に伴い、今や同期間のみならず年齢を超えた“報酬下克上”時代が到来している。

社会経済生産性本部の調査によると「業績ないし成績の評価結果により、賃金・賞与で相当の格差がついている」との設問に、「当てはまる」と回答した企業が34%。「どちらかといえば当てはまる」と回答した企業を含めると80%を超えている。