昼食後に眠気が来る人は朝食を抜かない

朝・昼・晩の三食をきちんととることは、生活リズムを整え、体にも良い影響があります。

もう長いこと朝食を食べない生活を続けています、という方もいるかもしれません。

朝食を食べなければ、忙しい朝にとられる時間も少なくて済むし、朝食を食べない分カロリー摂取量も減らせるし、一石二鳥、と考えられるかもしれません。しかし、朝食を食べずにいきなり昼食を食べると血糖値が急上昇したり、食後に強烈な眠気に襲われるといったことが起こりやすくなります。こうしたことが繰り返されると血管にダメージを与え、動脈硬化を引き起こしやすくなります。

朝食は1日の活動に必要なエネルギーを補給するだけでなく、体温の上昇をもたらし、代謝を良くする働きが期待できます。また、朝食を食べることで、体内時計をリセットして整える働きもあります。朝食は欠かさず食べるように心がけましょう。

カルシウムが摂れるヨーグルトは夜に食べる

夕食も可能な限り17~18時台といったなるべく早い時間帯に食べましょう。遅い時間の夕食が習慣化してしまうと、食べ物を消化しきれていなかったり、血糖値が上昇したまま就寝時間を迎えたりすることで、余ったエネルギーが体脂肪として蓄えられてしまいます。

夕食はできるだけ早い時間にとり、そのまま何も食べないで就寝時間を迎えることが望ましいといえます。

吉森保、松崎恵理『不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る』(KADOKAWA)
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万が一小腹がすいたり、どうしても食欲が抑えられなかったりする場合は、果物やヨーグルト、ナッツのような軽い食事をとるようにしましょう。

果物には食物繊維はもちろん、ビタミンC、ミネラルなどの栄養分が豊富に含まれています。

なかでもいちご、ブルーベリー、グレープフルーツといったカロリーが抑えめの果物がおすすめです。

また、骨をつくる成分であるカルシウムは、夜の方が吸収率がよいとされています。そのため、夜にヨーグルトなどの乳製品をとることで、効率よくカルシウムを吸収することができます。

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