ジーンズ愛好家のあいだで続く「洗う・洗わない論争」

日常をファッショナブルに彩るジーンズは、気の置けない友人たちとの外食からアウトドアまで、さまざまなシーンで活躍する心強いアイテムだ。反面、デニムという特殊な素材の特性上、色落ちや形崩れなどの懸念があり、洗濯や乾燥には注意を要する。

そのため、洗うべきか否かで大論争が繰り広げられてきた。熱心なデニムファンからは、ある程度高価なジーンズであれば、はいたあとも決して洗ってはいけない、との意見さえ聞かれる。劣化を避けたい「洗わない派」と、衛生的に楽しみたい「洗う派」の論争は、長い年月をかけて繰り広げられてきた。

ジーンズを洗濯機に入れる
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リーバイスのチャールズ・バーグCEOは2014年、『フォーチュン』誌のカンファレンスに出席し、ジーンズは洗濯機に入れるべきではないと取れる持論を展開。海外メディアが一斉に報じたことで、洗うべきでないという論調が強まるきっかけとなった。

しかし、バーグ氏は今年10月に米CNBCの番組に出演し、洗ってはいけないとの報道は誤解であると明言。極力洗濯機を使ってはいけないが、代わりにある「特殊な方法」を実践すると、形や色を保ちやすく耐久性も損なわれないのだという。

これに「洗わない派」と「洗う派」の論争が再び盛り上がりを見せた。