意見を言うのに気を使う相手とは親しくなりすぎない
(1)マイペースなポジションを作る
アナタが今まで属してきたコミュニティ、たとえばクラス、部活、サークル、会社、ママ友グループなどに、こんな人はいないでしょうか? 「あの人はマイペースな人だから、どういう意見か聞いてみないとわからないよね」というポジションの人です。
ちょっと一匹狼的な、誰とも群れないタイプの人。普段からそういうポジションに身を置いていれば、周りに忖度することなく自分の考えを貫けるでしょう。
逆に普段みんなの意見に合わせている人が、急に自分の意見を主張し始めたら、周りはちょっとざわざわするかもしれません。
同調圧力は、周りの期待が高い状態とも言えます。最初から同調することを期待されていなければいいのです。そのため普段から「マイペースなポジション」をキープしておくことが大切です。
ではどうすればマイペースなポジションがキープできるか。それは普段から仲良くしすぎないことです。もちろん感じ悪くするわけではありません。礼節は保ちながら、深入りはしないという感覚です。もっといえば、「仲良くしたい相手は厳選しなさい」ということです。
私的には、仲良くすべき相手は、「自分の意見を言うのに気兼ねが要らない」相手だと思います。なんだか言いにくいな、と感じたら距離を適切にとればいいのです。普段から距離感をつかむことが大切です。
即答しないことで相手の期待値を下げられる
(2)時間を稼ぐ
何か意見や行動を求められたときに、即答すると圧力に負けやすくなります。
目の前に圧力がある状態だからです。ですから「ちょっと考えてからお返事しますね」と時間稼ぎするのも一つの方法です。
即答しないことは、実は柔らかな「NO」の表現でもあります。即答できないことによって、「問答無用で賛成ではないのだな」と相手に伝えることができるからです。つまり相手の期待値を下げることができるわけです。