体力があれば料理もでき、毎日のタスクをこなせる

最後は、身もふたもない理由かもしれません。でも、私としては「これに尽きる」と思う理由でもあります。

③体力がある

家事や子育てをしながら仕事も続けることは、にもかくにも体力がなければできません。グズる子どもを保育園へ送り迎えし、既に疲れ切った体で出社して一日中仕事をこなして買い物を済ませ、帰ってきて料理をつくり、家族に食べさせる……。世の中の女性にとっても、たいへんな体力が必要になる大仕事ですが、それは男性にとっても同じこと。

X(旧Twitter)で寄せられた声には、料理する夫はとにかく「体力おばけ」と言われるほどパワーがあるという意見もあったのですが、たとえ生まれつき体力に恵まれていなくても、ランニングや筋トレなどの毎日のトレーニングを通して十分なスタミナを身に付ければ、日々仕事と家事を両立させることも可能というわけです。この場合、「トレーニングをする男性は料理をする」というよりも、逆に「トレーニングをすることで、料理をする体力がつく。そして実際に食事をつくる」といえるのではないでしょうか。

キッチンで調理している成人男性
写真=iStock.com/JGalione
※写真はイメージです

理想の結婚相手はランニングコースやジムにいるかも

また、特に夫については、とにかく「朝型」で、早起きは苦にならず、しかも起きた瞬間からお腹がすいてすぐに朝食が食べられる体質である、ということも後押しとなっていると思います。

女性が結婚生活と並行してキャリアを積む上で、率先して家事を担うパートナーは大きな味方。経済力よりもずっと大きいポイントになります。

しかし、家事能力の有無はともかく、「はたして結婚後、日常的に家事をしてくれるかどうか」を結婚前に見極めることは難しいもの。そんなとき、「継続したトレーニングの習慣があるか」が、判断の一助になるかもしれません。

【関連記事】
「味の素」を毎回使って何が悪いのか…SNSで炎上する料理研究家が時短料理を批判する人に伝えたいこと
定期的にやるだけで寿命が3~8年延びる…世界的研究でわかった「がんが劇的に寛解した人」に共通の習慣
年収が低いからではない…日本では「ヒラのまま出世できない」男性の結婚が極めて難しい本当の理由
「稼いでいるくせに金をせびるのか」妻との年収格差に傷つき育児費用を1円も出さない"モラハラ夫"の言い分
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"