「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」と明確に身分制度を否定し、人生は学問によって変えられると訴えた『学問のすすめ』は、当時の日本人の意識を劇的に変えた。本書では、熱いまんがで、福沢諭吉の生い立ちから外国との出会い、慶應義塾を開く姿までをドラマチックに描き、『学問のすすめ』にこめられた思想をわかりやすくひもとく。
本作の作品解説は、勝間和代氏(経済評論家)。「『学問のすすめ』は当時の“自己啓発書”でした。現代も、インターネットの“黒船”が来て以降世の中は激動している。生成AI、ChatGPTなど新しいテクノロジーも次々生まれている。現代人も人生をよりよくしたいなら学ぶべきです」と、この思想の活かし方を語る。
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