間隔が狭いグルグル等圧線に注意

空気が上に移動すると、地表の空気量が減り、気圧も下がります。

反対に高気圧は、上空の空気が下降気流によって下りてくるために空気の量が増えて気圧が上がります。

天気図を見れば、常にどこかに低気圧が存在しているようにも思えますが、低気圧女子が注目すべきは、H(Highの略、高気圧)とL(Lowの略、低気圧)をグルグル取り巻く等圧線の幅です。

等圧線の幅は気圧差の大小を表しています。間隔が広いほど気圧差は緩やかで、風がおだやかになります。

反対に、等圧線の間隔が狭いときは気圧差が大きく、風が強く吹き荒れます。

等圧線を陸地に置き換えると、高気圧は山のような高い場所、低気圧は谷底のような低い場所といえます。

高気圧の等圧線は数も少なく緩やかなことがほとんどで、ピクニック気分で登れる小高い山がイメージ。

低気圧も等圧線が緩やかなら自力で這い上がれるくらいの谷ですが、グルグルの等圧線ともなれば、救助を必要とするほど深いすり鉢状の谷底にズドーンと突き落とされるくらいのインパクトがあります。

Lを囲むグルグルの等圧線。これが天気図に出現したら、要注意です!

頭痛が起きる原因は血液循環にある

慢性頭痛に悩む人は全国におよそ4000万人。30代女性の5人に1人が片頭痛持ち。

片頭痛で悩む人は男性より女性のほうが3倍以上も多い。

さまざまなデータが示す通り、頭痛に悩む女性はかなりの数にのぼります。世代別で見ると、20~40代の女性に頭痛持ちが多いというデータもあります。

頭痛には大きく分けて、「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2種類があります。

こめかみや側頭部が脈打つようにズキズキと痛むのが片頭痛。頭頂部をベルトで締めつけられるようにキリキリと痛むのが緊張型頭痛の特徴です。片頭痛にしろ緊張型頭痛にしろ、その痛みの原因は血流障害にあります。

鍵を握るのは血液循環で、血液循環をコントロールするのが自律神経です。

片頭痛は低気圧不調の代表的な症状であり、最近では、「低気圧頭痛」という言葉も普通に使われるようになりました。

低気圧頭痛は、副交感神経が優位になり血管が拡張しているときに起こります。血管が開いているなら、血液もドバドバ流れて血流はよくなりそうなのになぜ? と思うかもしれませんね。

でも、くもりや雨の日はさまざまな理由によって血管が開きっぱなしになると、それはそれで血液の流れが悪くなり、頭痛の引き金になってしまうのです。