たんぱく質をしっかり摂ろう

年齢とともに減少する筋肉量を維持するためには、NOの分泌量アップと同様に、体を動かすことと、食事でしっかりとたんぱく質を摂ることが大切です。

谷敏郎『完全版 最速で内臓脂肪を落とし、血管年齢が20歳若返る生き方』(プレジデント社)
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たんぱく質をしっかり摂ることで、私たちは姿勢を保って体を動かすことができますし、見た目も若々しい肌や髪を維持することができるのです。

最近、「たんぱく質が××グラム摂れる」などとうたった商品が増えているのも、たんぱく質の重要性がより明らかとなってきているからでしょう。しかも、たんぱく質は食べ溜めすることができないので、毎食食べること、とくに朝食で摂ることが大切です。

「内臓脂肪」を落としたい場合も、たんぱく質はしっかりと摂るようにしましょう。

たんぱく質が豊富に含まれる食品というと、肉や魚、卵、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、大豆や納豆、豆腐などの大豆製品などが挙げられます。大豆の植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質と同様に、良質のたんぱく質として知られています。

「無理をしない」「我慢しない」で最も効果的な方法

肉類については、大量に摂ると同時に脂質の摂取量も増えてしまいがち。摂りすぎに注意することと、動物性に合わせて大豆の植物性のたんぱく質を摂ることで、たんぱく質吸収の持続性が高まるのでおすすめです。

とはいえ、具体的にどのようにたんぱく質を摂るのがよいかは迷うところでしょう。また、近年のコロナで、体を動かす機会が減り、運動不足が気になっている方も少なくないはずです。

完全版 最速で内臓脂肪を落とし、血管年齢が20歳若返る生き方』では、「池谷式・血管若返り術」の実践編として、そんな新しい日常生活の中で、いかに筋肉を維持するか、そのために効果的な食事や体を動かすコツも紹介しています。

ポイントは、食事も運動も「無理をしない」「我慢しない」。同書を参考に、続けることを第一に考えて、今日から実践していきましょう。

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