報告書の必須条件は、仕事の成果である出口と日程の時間軸がきちんと書かれていること。ストーリーの展開にメリハリがきいて起承転結がはっきりしていること。そして簡潔なことはいうまでもありません。この条件は報告書であれ、研究発表や経営会議での報告であれ、重要なポイントになります。報告を受ける側は忙しい立場の人が多く、だらだらと報告されてはかないません。

私が報告書で鍛えられたのは、1973年から5年間のシカゴ駐在でアメリカ中西部を1人で担当したときのことです。当時、日本とのコミュニケーション手段は手紙と国際電話、テレックスの3つしかありません。国際電話は料金が非常に高く、事業部は認めてくれません。ローマ字表記のテレックスは、ちょっとした連絡でもロール紙が長々と吐き出され、膨大な量になりました。