後ろ盾がいるのか
そうだとしても、ここまで遠慮のない動きに対し、まことしやかに噂されるのは「タッキーのバック(後ろ盾)には誰かがいる」という見方だ。ジャニーズの藤島ジュリー景子社長を向こうに回して渡り合える業界の大物が背後で糸を引いているのではないか。しかし、そういう存在がいることは発表されていない。
ただ、TOBEの主催したオーディションの様子や、平野たちのコンサートツアーを行うという発表から、音楽業界のバックアップがあることは確実のようだ。ジャニーズは、例えばSMAPはビクター、King & Princeはユニバーサルミュージックというように外部のレコード会社にアイドルたちを任せてきたが、タッキー&翼のレコード会社はavex trax(エイベックストラックス)だった。滝沢と三宅のユニット、KEN☆Tackeyも同社から曲をリリースした。そしてIMPACTorsはCDデビューこそしていないが、V6と組みavex traxのプロデュースで音楽活動をしていた。
TOBEはデビューシングルから取った社名
そもそもTOBEという会社名は、タッキー&翼のデビューシングル「To be, To be, Ten made To be」から取られている(7/2滝沢が配信したコメントより)。もし、エイベックスのような大企業がサポートしているのであれば、競業避止義務についても、企業顧問弁護士などがガバナンスをチェックしているのだろう。
筆者も含め、滝沢に何度か取材したことがあるライターたちは皆、滝沢を「そつがない人」と評する。インタビュー中は穏やかに丁寧に対応してくれるし、かと言ってマスコミに媚びる感じもなく、バランスが良い。自分が出演する作品について語るときも、客観的な視点を交えてにこやかに語ってくれる。