スマホのリスクが正確に認識されていない現状には危機感
しかし、多くの子どもたちがスマホのリスクを正確に認識しないままに依存度を高めてしまっている。そんな現状に、私は研究者としてかなりの危機感を持っています。いかに子どもたちの脳を守るか。まず基本的に、子どもは自分でスマホを買えるわけではないので、与える大人に責任があります。親や教師が科学的に見たスマホのリスクに関する情報をもってもらいたい。その上で子どもにスマホを持たせるのであれば、野放しにはせず、愛情をもって接しながら使い方を話し合ってもらいたいと思います。
(取材・構成=池田純子)