スベったときほどウケるチャンス
何か言ってスベったときって、バツが悪くて嫌なものですよね。
これが嫌でおもしろいことが言えない、っていう人もいると思います。
でも、スベったときは意外とウケがとりやすいんです。
「あ、今、スベりました」って言えばいいんですから。
みんな、笑ってくれますし、その場で笑ってくれなくても、「この人はこういう人なんだ」って思ってくれますから、その後、笑ってくれる可能性は高くなります。
ここではスベったときのリカバリーフレーズを、いくつか紹介します。
◎ウケなかったら「かわいさアピール」
何か言ってウケなかったときに、
「あ、今、笑いをとろうとしてたんですけどね」
「思ったよりウケなかったことにショックを受けていますけれども」
と言うと、「笑いをとりたかったのにできなかった……」という残念な気持ちが伝わり、かえって笑いがとれたりします。少しかわいさアピールも入ります。
他に、
「あまりに笑いがないので、もう笑いをとろうとしません」
「今後は笑いはなしでいきます」
という言い方もありますが、まじめにとってしまう人もいますので、かわいさアピールのほうが無難かと思います。こちらは、何を言ってもウケないときの、バリエーションの1つとして紹介しておきます。
「最初、ウケなかった」ということも、1つのフリ
◎「○○は笑ってくれたんですけど……」
「うちの犬は笑ってくれたんですけど」
とか、もう絶対笑ってくれなそうなもの(犬)など、笑ったように見えたのはあなたの幻想でしょうと聞いている人にツッコまれそうなものが、笑ってくれたことにします。
ほかにも、
「地元の△△さんは笑ってくれたんだけど」
「田舎のおばあちゃんは笑ってくれたんだけど」
など、自分の周りの世界に結びつけて、小粒感を出す方法もあります。
◎繰り返して、無理やり笑いに落とし込む
「繰り返す」方法もあります。「重ね」って言ったりします。とっておきのオチが伝わらなかったときに使います。
「伝わらなかったみたいなので、もう1回言います」
それでもウケなかったら、
「もう1回言います。これで最後です」
と繰り返していきます。まあ、最後にはダメ押しで笑ってくれると思います。
これでもダメなら、こういうときこそ、「もう今日は笑いをとるのはやめます」です。「もうウケないから今日はあきらめよう」という感情が伝わるように言うのがポイントです。
また、1回言って受けなかったものを、時間をおいてから、あえてもう一度言うというのもあります。
「あ、なんで言っちゃったんだろう、ウケないってわかってるのに」
聞いている人に「よっぽど、言いたいんだな」と思ってもらえたら、場が和みます。
「最初、ウケなかった」ということも、1つのフリになります。