書類選考で受かる人と落ちる人は何が違うのか。転職ライター・安斎響市さんは「相手への思いやりが大事だ。転職活動において、書類選考の応募書類は、ラブレターのようなものと考えるといい」という――。(第1回)

※本稿は、安斎響市『すごい転職の極意』(ソーテック社)の一部を再編集したものです。

履歴書を書く手
写真=iStock.com/maroke
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履歴書より大切な「職務経歴書」

「履歴書」と一緒に用意する、もう1つの書類が「職務経歴書」です。会社によっては、「履歴書」は不要で「職務経歴書」だけあればいい場合もあります。

こちらは、「履歴書」とは違って、ある程度は、書き方の自由度があります。つまり、あなたがどのように書類を作るか次第で、書類選考の合否がわかれる可能性があります。「職務経歴書」は、適当に「やっつけ」で作成せず、きちんと時間をかけて書き上げるべきです。

とりあえず、「職務経歴書」を実際に書いてみることが大事です。「職務経歴書」の書き方のポイントについては、様々な書籍やウェブサイトで紹介されていますが、あまりフォーマットや細かい体裁にこだわる必要はありません。

「とにかく書いてみる」のが、最初は重要です。なぜかと言うと、はじめて「職務経歴書」を作成するとき、ほとんどの人はうまく書けないからです。

私も、最初はかなり困りました。自分の会社名、部署名、役職名などを埋めていくのはいいとして、自分の仕事内容をどのように書けばいいのか…? 自分の「実績」って何だろう…? といった悩みは尽きません。

一応、書いてはみたものの、まったく魅力的な「職務経歴書」にならず、結構精神的に凹むこともありました。これは誰もが通る道なので、気にしないでください。最初からうまく書ける人なんていません。

自己PRを詰め込むほど「不採用」に近づく

重要なポイントとしては、次の3つ程度です。

・冒頭5行を読んだだけで、「どんな経歴の人なのか」概要が把握できるようにする
・できるだけわかりやすく、簡潔な文章で、なるべく全体で2ページ以内にまとめる
・企業が自分のことを「採用候補」として評価しそうな内容だけに情報を絞る

【図表1】職務経歴書の「一般的なフォーマット」
出典=『すごい転職の極意』
〈POINT〉
①簡潔に2ページ以内で
②誰にでもわかる言葉遣いで
③自信を持って強気で
④好印象を持たれるように書くこと

多くの人が勘違いしていますが、職務経歴書に関しては、情報量が多ければ多いほどいいというものではありません。

企業の人事や面接官は、日々大量の書類に目を通しています。ダラダラと長文を書かれても、全部読んでいるほど暇ではありません。むしろ、必要な情報だけを短時間で把握できる書類の方が好印象で、有難いと感じます。

変に自己PRをしようとして、冗長な文章にならないように十分に気を付けましょう。