大勢の前で軽い笑いをとる4つの方法

大勢の前で話さなければならないときがあると思います。そんなときに軽い笑いがあると流れがスムーズになります。そのコツを紹介しましょう。

①特定の人をいじる

公開収録番組で、司会の芸人さんなんかを見ていると、たまにやっていますね。これは日常でも使える技です。

例えば朝早くからの会議だとすると、寝癖のある人はいないか。化粧が乱れている人はいないか、あくびをしている人はいないかと探します。上司があくびをしていたら、「飲み過ぎですか?」といじってください。

一見ハードルが高く見えますが、実は簡単に笑いがとれる方法です。

②「遠くから来た人!」と手を上げてもらう

パーティや研修など大勢の人がいろいろなところから集まる場合はこれです。

「遠くからいらした人いますか! どちらからいらしたんですか? 北海道? まあ、そんな遠いところから、ひょっとして暇ですか?」

よくあるパターンですが、たいてい笑いが出ますね。

大学のワークショップで講義
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「聞いている人」「話す人」の壁を崩す

③人が「無意識で思っていること」を探す

みんなが思っていることをぼそっとつぶやくのも成功率が高いです。

例えば、朝早くの会議での最初の発言ならぼそっと……

「眠いですね」

とつぶやきましょう。みんな眠いことを共有すれば、不満もなくなります。

ここで、「朝早くて眠い方もいらっしゃるでしょうが、頑張りましょう」などと言ってはいけません。鼓舞するのはまだ早い。本当にくじけそうな空気が出てきてからのほうが効果的です。最初は、気持ちを共有すること。「あるあるネタ」だけでも十分ウケます。

④偉い人を活用する

会社でも結婚式でも交流会でも、人の集まるところには序列が生まれます。その場合は一番存在感のある人を活用しましょう。

例えば結婚式の場で、

「僕も新郎の友人として、お父様にお伝えしたいことがあります。○○は、ガサツなところもありますが、根はいい人なので、どうぞよろしくお願いします」

など、実際にはみんなに対してしゃべるんだけれども、「お父様に」と、あえて言うことで、新婦のお父さんをもち上げます。この言い方なら、お父さんの心情への気配りも感じられますよね。

「新郎のよさが、お父様にもご理解いただけましたでしょうか」
「ああ」

なんてやりとりが起これば、笑いが起こるのは想像できます。

【ポイント】
「聞いている人」「話す人」の壁を崩すと、意外な笑いが起こる