今、自分が直面している問題に古典を生かそうとする際、心得ておくべき重要な前提がある。古典が書かれた当時と、今とでは状況が違うので、そのまま生かすことは残念ながらできないのだ。

だから、まず古典に書かれている内容の「抽象度」を上げて読み取ることが非常に重要だ。これができなければ、古典を仕事に生かすことは難しい。

勉強会などで「今日は経理の話だから、自分には関係ない」という営業マンが“生かせない人”の典型だ。経理の話でも、例えば効率のいい仕事の仕方、数字の扱い方……という具合に抽象度を上げていけば、必ずどこかで営業の仕事とぶつかるはずである。