100年に一度とも言われる金融危機が引き金となって、日本でも尋常ではない不景気の風が吹き荒れている。個人の力ではもうどうしようもないよ、と感じる局面に直面するのもしばしばだろう。

こんな時には、どのような心持ちで乗り切れば良いのだろう。この点で、ユニークなヒントを授けてくれるのが『列子』という古典なのだ。

これはもともと老荘思想の一翼を担うもので、大きな特徴として、当時の虐げられていた庶民の立場、いわば「下から目線」の生き残りの術を考察している点が挙げられる。