「言行一致」というのは、処世や指導者の不朽の教えに他ならない。古今のビジネス書や自己啓発本を読んでも、「言行一致なくして成功なし」というのは共通する見解だろう。『列子』には、この観点について、とても面白い逸話が残されている。

燕(えん)という国の君主が、「不老不死」の術を知っている、という男に使者をやって、その秘訣を学ばせようとした。ところが、ぐずぐずしているうちに、何とその男が死んでしまったのだ。

怒った君主は、使者を死刑にしようとするが、ある家臣がこう口をはさんだ。