自分を大切にして、より良い人生を歩むにはどうすればいいか。韓国の弁護士YouTuber・キム・ユジンさんは「毎日会っていた友人に『しばらく連絡しなくて許してくれるか』と伝えられないと、人生を変えるための明け方起床は実践できない。率先して自分の時間を優先させる姿勢が必要だ」という――。

※本稿は、キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳)『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』(文響社)の一部を再編集したものです。

リビングルームでリラックス魅力的な日本の女性
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心に余裕を生むマインドミニマリズムの正体

単にやり過ごせばいいものを事細かに検討していたら、あるいは自分の仕事でもないのにいちいち全部確認して修正・変更して、結局残業になったということはないだろうか?

会社の仕事以外でも、本当になんてことないのに、なんとなく見過ごせないばかりに必要以上に多くの時間を費やした経験は誰にでも一回くらいあるのではないだろうか?

こうして私たちは細かいことにあまりにも多くのエネルギーと時間を浪費している。実際に時間やエネルギーが不足するからではなく、心に余裕がなくなり、いつも忙しくなる。こんなときは「マインドミニマリズム」が必要だ。

ミニマリズムは不必要な物を捨てる主義としてよく知られている。空間を整理するように、心にもミニマリズムを適用できる。

時間を浪費する人間関係はもちろん、心の傷、頭の中のもやもやや、重くのしかかる悩み事まですべて遠ざけ、手放して心の余裕を取り戻せば、大きな助けとなる。