前向きな姿勢を見せられる
質問すると、自分がどこまで理解しているかを相手に伝えられますから、一緒に働くうえでの信頼関係づくりにつながります。また、相手もどんなサポートをすればいいかがわかるので、チームの協力体制ができてきます。チームワークの第一歩は質問なのです。
最初はメールでもかまいません。「○○の締め切りは、今週の木曜日ですよね?」「取引先に送るメールの文面は、これで問題ないでしょうか」といった、簡単な確認事項でいいのです。自分の関わっているプロジェクトの全体像を聞くのもいいでしょう。「私が今やっているこの仕事は、プロジェクト全体のどの部分なんでしょうか?」と聞いてみるのも役立つかもしれません。
質問をするということは、仕事に対する前向きな姿勢を表すことにつながりますし、相手に対する信頼も表します。「声を掛けてくれるのを待つ」「教えてくれるのを待つ」のではなく、質問することでアクションを起こし、キャッチボールを始めてみてください。
② 相手の名前を呼ぶ
二つ目のポイントは、相手の名前をきちんと呼ぶことです。質問するときや相談するときに、「○○さん」「○○課長」など、名前で呼びかけたり、「それについて、○○さんはどう思われますか?」など、会話の中でも相手の名前を意識的に盛り込みます。
名前を呼ばれると、呼んでくれた相手に対して親近感を持ち、存在感が強くなります。また、名前を覚えてくれていることがわかるのはうれしいですし、頼りにされている感じもするので、コミュニケーションが円滑になります。
③ ポジティブな感情を表現する
三つ目は喜怒哀楽といった感情を表現することです。特に「喜」や「楽」といったポジティブな感情です。話しかけるときや、感謝の気持ちを表すときに、普段よりもちょっとはっきりとした笑顔を見せるだけでも違います。いきなり「怒」の感情を出すのはお勧めしませんが、何かが期待通りにいかなかったときに、ちょっとがっかりした表情を出したりするのはいいと思います。人間らしさを感じて、コミュニケーションを取りやすくなるはずです。