シリコンバレー銀行は一気に経営危機に
なぜ金利を引き上げたらシリコンバレー銀行が破綻したのか。アメリカはインフレ抑制のため、2022年3月に政策金利を0.25%から引き上げ始め、23年3月時点で政策金利は5.00%だ。一年で大幅な利上げをしたことがわかる。金利を上げると他国からお金が流れ込む。市場に溢れたお金は一般的に不動産か、株式か、債券に向かう。ただ、不動産投資は借金を伴うケースが多く、金利が高すぎると下火になる。株式市場も金融の引き締め局面では相場が低調にならざるをえず、上場投資信託(ETF)からの資金流出が続くなど、勢いを失っている。
不動産や株で運用することが難しければ、残るのは債券だ。しかし、比較的安全といわれる米国債も金利急上昇でついに暴落。顧客から預かっていたお金を米国債で運用していたシリコンバレー銀行は一気に経営危機に陥った。
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