「少し太り気味」でも気にしない

「わかっちゃいるけど、続かない」

中高年にとって、しばしばそう感じるものがあります、それが運動です。

真面目に運動を続けている人もたくさんいますが、ほとんどの人は「右肩上がり」で成長を続けるお腹周りを触りながら、「運動しなくては」と暗い顔になります。

がんなどの生活習慣病を予防し、動脈硬化を防ぐために運動は欠かせない。それはみんな十分わかっています。

にもかかわらず、続けられない、続けにくいのが運動かもしれません。

50代以降の年代ならば、少々の肥満は問題ありません。「少し太り気味かな」と感じても気にしない、が正解です。

「少し太り気味」でも気にしない(※写真はイメージです)
写真=iStock.com/sefa ozel
「少し太り気味」でも気にしない(※写真はイメージです)

BMI(ボディ・マス・インデックス)は22が標準とされていますが、世界中のさまざまな統計を見るかぎり、いちばん長生きするのは、この数字よりもやや高い25~30くらいです。

しかも元気で幸せそうに見えます。

対極なのが、いつも不機嫌そうで怒りっぽいタイプです。気に入らないことがあると、言葉を荒げることも多く、自然と人は寄り付かなくなってきます。

こういうタイプは「小太り」よりも「やせぎす」に多い、と私は感じています。