「少し太り気味」でも気にしない
「わかっちゃいるけど、続かない」
中高年にとって、しばしばそう感じるものがあります、それが運動です。
真面目に運動を続けている人もたくさんいますが、ほとんどの人は「右肩上がり」で成長を続けるお腹周りを触りながら、「運動しなくては」と暗い顔になります。
がんなどの生活習慣病を予防し、動脈硬化を防ぐために運動は欠かせない。それはみんな十分わかっています。
にもかかわらず、続けられない、続けにくいのが運動かもしれません。
50代以降の年代ならば、少々の肥満は問題ありません。「少し太り気味かな」と感じても気にしない、が正解です。
BMI(ボディ・マス・インデックス)は22が標準とされていますが、世界中のさまざまな統計を見るかぎり、いちばん長生きするのは、この数字よりもやや高い25~30くらいです。
しかも元気で幸せそうに見えます。
対極なのが、いつも不機嫌そうで怒りっぽいタイプです。気に入らないことがあると、言葉を荒げることも多く、自然と人は寄り付かなくなってきます。
こういうタイプは「小太り」よりも「やせぎす」に多い、と私は感じています。