好きなことをした日はよく食べ、よく眠れる

好きなこと(趣味)をすると、誰でも楽しいし、その日はよく食べられるし、よく眠れます。好きなことは気分転換になります。

誰でも不安やストレスがない生活ができることが理想的ですが、なかなかそうはいきません。職場で仕事の量や質にストレスを感じたり、人間関係に嫌な思いを持っていたとしても、仕事や他人は自分では変えることはなかなかできません。だからこそ大切なのは定期的な気分転換なのです。そのために必要なのが好きなこと・趣味の時間です。また、われわれはいずれリタイアすると、平日が毎月20日以上あります。多趣味の方が、楽しい時間を過ごせるでしょう。

私自身、毎年趣味を作るべく、何か1つを試してきました。登山、ヨガ、山頂からの星空撮影、瞑想、オンラインゲーム、サウナ、カヤック等々。1回で終わったものもありますし、趣味として続いているものもあります。生涯の趣味になりそうなものもあります。

世界地図を広げたテーブルの上には双眼鏡とコンパスとカメラに麦わら帽子など
写真=iStock.com/Liudmila Chernetska
※写真はイメージです

チャレンジしようという気持ちが大切

当然、好きなことは楽しいですし、その日は気分よく食事もすすみますしよく眠れます。最高の気分転換になります。それ以上に大切に感じるのは、何か1つチャレンジしようという気持ちを持つことで、自分の殻にこもることなく、常に自分の外側に好奇心を持てることだと思います。同じ日常生活の繰り返しの中でも、心は新しいものを求めることができること、不安やストレスに強い人が持っている習慣だと思います。

繰り返しますが、私が推奨しているのは、新しい趣味を見つけましょう、作りましょう、ではありません。何か1つでもやってみればいいのです。1年間で1つ試してみるのはそう難しくはないと思います。どうでしょう? それだったらやれそうな気がしませんか。

いかがでしたでしょうか。

新型コロナ感染症の感染拡大に伴い急速に広まったリモートワークも、もう私のクライアントでは企業ごとにさまざまなルールややり方で、根付いてきていると感じます。そして、多くの社員たちは、コロナに伴う社会の規制や働き方の変化に、慣れた、ダレた、疲れてきたというのが率直な感想です。

しかし、最終的には自分の働き方や自分の健康は自分で責任を持たなければなりません。このような認識は今度もっと広まると思います。年始のこのお話が、皆さまの1年間を明るくすることを願ってやみません。

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