「いまの宮邸には、その間に分け入って双方とやり取りできるほど信頼を得ている職員は皆無。眞子さんの近況や要望は、もっぱら妹の佳子さまを通じてのみ両殿下に伝えられているのが現状なのです」(同)
そういえば、紀子さんも9月の誕生日の時には、「(眞子さんの)近況や生活については、本人の希望もあり、お答えは控えます」といっていた。
このときはまだ、小室圭さんの合否が分からなかったから仕方ないだろうが、今回は記者も国民も、秋篠宮の口から、何かひと言聞けると思っていた。
女性自身は「小室夫妻への怒りが表れている」
だが、新潮は、妹の佳子さんを通じて、「自分の生活については絶対に触れてほしくないと言っている」(同)と極めて強い要望がもたらされ、秋篠宮もこれに同意せざるを得なかったと報じている。
娘夫婦が結婚して1年以上たった。そのことへの感想ぐらい父親が語ってもいいと思うのだが、それさえも「やめてほしい」と釘を刺されたというのである。
さらに、次女の佳子さんとの関係も良好ではないようなのだ。
会見で、このところ公務に励んでいる佳子さんだが、公務の原稿については助言することはあるようだが、あくまでもそれは仕事の範囲で、お互い心を開いて話をするというのには程遠い関係が続いているというのである。
女性自身(12/20日号)は、秋篠宮発言には小室圭さんと眞子さんへの秋篠宮の怒りが表れているとみている。
「例えば、『この場では詳しく申し上げることを控えますが、長女も現地で新しい生活を送っています』といったマイルドな言い回しも可能であったはずです。眞子さんの要請があったことをあえて明かしたことからも、秋篠宮さまの小室夫妻への強い怒りが感じられます」(宮内庁関係者)
しかし、この会見が、皇嗣としての秋篠宮の権威を損ね、父親としての義務の放棄ではないのかという批判も出てきているようだ。
皇嗣家の当主としていささか頼りない?
静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、女性自身でこう語っている。
「会見で秋篠宮さまは“皇室についての正確な情報がタイムリーに出されていくことが必要”といった内容もお話しされています。
小室夫妻のアメリカでの生活については、“経済基盤はどうなっているのか”“総領事館からどれほどの特別待遇を受けているのか”など、疑問を抱いている国民もいます。
情報の正確性を力説されながら、そのいっぽうで眞子さんの近況をいっさい語られないのであれば、“都合のいい情報は出すが、都合の悪い情報は出さないのか”とも受け止められてしまいます」
娘に強くいわれたからといって、その通りに“従ってしまう”のでは、皇嗣家の当主としていささか頼りないではないかというのである。