本気でEVに勝ちに行く仕様
つまりこれからのハイブリッドカーはエネルギー効率の高さはもちろん、総合力でEVに対抗できなければ勝ち残れないのです。
具体的には最近出始めたフォルクスワーゲンのバッテリーEV、IDシリーズやプジョー・e-208、今後出るであろうテスラの新型コンパクトEVなどです。
その他新型プリウスの2リッターPHEVモデルは予想ではありますがフル充電から100kmほどのEV走行ができそう。となると国内EV市場で最多販売が見込まれる日産サクラなどの軽EVもライバルになりえます。
かたやハイブリッドカーとしてはより燃費が良いヤリス・ハイブリッドや、より室内の広いカローラクロス・ハイブリッドがあるので今の中庸ポジションにはいられません。
新型はズバリ走りとスタイルに大きくふったので、今までにない「ハイブリッド・スペシャルティカー」としての位置を新たに築くでしょう。もしや4人乗りハイブリッドスポーツカー的存在になり、趣味的な輸入車ユーザーも多少食うかもしれません。
時代変化を踏まえてエモーショナル化を図り、大変身した新世代ハイブリッド。それが新型5代目プリウスの真の姿なのです。