韓国のチャミスルは「プレーン味」
興味深いのは、日本と韓国で「チャミスル」の売れ筋、飲み方が違うという点だ。
韓国では「チャミスル」というと、ほぼ「フレッシュ(プレーン味)」一択。
マスカットやすももなどの、フレーバータイプも販売されているが、流通量はごく少数だという。
「韓国で『チャミスル』と言えば、『フレッシュ(プレーン味)』のことです。普通はストレートで飲まれますが、ビールで割って飲むこともある。一気飲みの習慣もある」(ソウルに駐在経験を持つ総合商社幹部)
日本のチャミスルは「マスカット味などの甘い酒」
一方、日本の若者のあいだで飲まれているのは、マスカット味などのフレーバータイプだ。
しかも、ソーダ等で割って飲むことも多いという。
「日本のコンビニには、マスカット味などのフレーバータイプが並んでいますが、韓国でよく飲まれているのはプレーン味です。日本ではお酒を割って飲む人が多いせいかもしれません」(チョン氏)
実際にコンビニを訪問して確認したところ、さいたま市にある筆者の自宅近くのセブン‐イレブンには、「フレッシュ(プレーン味)」があった。
しかし、同じくファミリーマートは、マスカット味など5種類のフレーバータイプは置いていたが、「フレッシュ」はなかった。
日本では「フレッシュ(プレーン味)」を置かない店すらあるのだ。