自律神経をかき乱す「ブルーライトとSNS」

大人にとっても子どもにとっても共通の大敵は「ブルーライト」です。

スマホやパソコンのディスプレイから発生するブルーライトは、私たちが想像している以上に、脳に刺激を与えます。

本人は楽しく見ているつもりでも、脳の中では自律神経をかき乱す悪い作用が起きているのです。

加えて、SNSにあまり歓迎できない内容が書き込まれていれば、それが気になってさらに自律神経は乱れます。

本来であれば、SNSは便利な情報交換の場であったはずです。

しかし、当初こそ楽しくそれを使いこなしていたはずの人も、いつの間にかSNSに支配されているかのようです。

実際に、体調を崩して医療機関を訪れる患者さんには、SNSの書き込みが原因で自律神経を乱しているケースが多いのです。

暗い部屋でタブレットを見つめる少年の眼鏡に光が映り込んでいる
写真=iStock.com/ugurhan
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親が率先して控えるべき

子どもたちの世界でも同じことが起きています。

本気で子どものメンタルを考えるなら、親が率先してスマホの利用時間を減らしましょう。とくに、夜は意識的に電源を落としてください。

スマホはあまりにも人々の生活に浸透してしまい、自律神経の専門家として私が「夜は使用を控えてください」と訴えても、なかなか実行に移してくれる人はいません。

逆に考えれば、それをしっかりやっている家庭は、ほかの家庭に大きく差をつけることができるということです。

自律神経が乱れ、いざというときに力を出せない子どもが多い中で、「夕食後はスマホの電源を切る」をやっていれば、勝負強さにおいて一歩抜きん出た子どもを育てることができるでしょう。