相づちは大きく、わかりやすく

では、良いリアクションとはどんなものか?

ここでは、代表的な5つの良いリアクションを紹介します。芸人たちも話を盛り上げるために使っているものです。普段の会話に役立つものばかりなので、ぜひ覚えておいてください。

同僚と談笑するビジネスマン
写真=iStock.com/SDI Productions
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良いリアクションのコツ1 大きく相づちを打つ

まず、「相づちは大きく、わかりやすく」が基本です。「うん、うん」「なるほど」など、大きくわかりやすくリアクションするほど、相手に「しっかり聞いてくれている」という安心感を与えられます。基本的なことですが、意外とできていない人は多いものです。いつもより意識的に、大きく、わかりやすく相づちを打つだけで相手からの印象はグッとよくなるでしょう。

また、相づちを相手の話すテンポに合わせることも大切です。ときどき、食いぎみで相づちを打つ人がいますが、これだと話を聞いていない感じが出てしまいます。相手が気持ちよく話せるよう、相手の話すスピードに合わせた相づちも心がけましょう。

良いリアクションのコツ2 オーバーリアクションぎみに気持ちを伝える

自分の感じた気持ちをオーバーリアクションぎみに伝えると、会話は一気に盛り上がります。たとえば、「怖いな」と思ったなら「ええええ、怖ああああああ‼」、「痛そうだな」と感じたなら「痛い痛い痛い痛い!」と、少し大げさに自分の感じたことを伝えます。芸人もよく使っている手法ですが、これによって話に引き込まれている感じが出て、相手は気持ちよく話せ、会話も盛り上がります。

表情もつけると、なおよいでしょう。

「私、ナンパされたら、こうやってにらみつけます」
「うわぁああ怖あああ~!」
「人によってはハイヒールのかかとで踏みつけますよ」
「痛い痛い痛い痛い!(表情も痛そうに)」