データを整理するだけで利益率が最大21%アップ

ダッシュボードとは、あらゆるデータを一覧し、分析するためのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールのことである。今までバラバラに管理していた、事業の鍵となる数値をまとめて表示することができる。

神田昌典『未来実現マーケティング』(PHPビジネス新書)
神田昌典『未来実現マーケティング』(PHPビジネス新書)

イメージとしては、飛行機の操縦盤のようなものだ。必要な数値が一望できるので、目標に向かって、遠回りすることなく、近づいていけるわけだ。

実際にある調査によれば、ダッシュボードを使って、データをまとめて整理して、いつでも見られるようにしただけで、最大で21%、平均で8%以上のROA(総資本利益率)の改善がされたという。

ちなみに、「グーグルデータポータル」という無料ツールを使えば、ダッシュボードが簡単につくれる。表示できるデータソースの種類は、広告配信ツールやアナリティクスツール、キーワードツール、SNSなど多岐にわたる。

見られるデータは、グーグル関連にとどまらない。データポータル上には「コネクター」が用意されている。コネクターとは、ありとあらゆるデータベースと繋いでしまう接続ソケットのようなものだ。これを最大活用すれば、究極のところ、全世界からありとあらゆるデータを、自社のダッシュボードで表示できるようになる。

このようにデータが自社に流れ込んできて、一元管理ができるようになると、仕事の効率化はもちろんだが、「誰がどんな働き方をするのが最適なのか」もまた、見えてくる。AIがもたらすのは実は、より人間らしく働くことのできる社会なのだ。

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