「正解」があるとは限らない…
私たちの生活には、「わからない」ことが無数にあります。
明日どうなるか、1年後どうなるか、未来のことは誰にもわかりません。簡単には解決しない困難な問題に出くわすこともあります。そんなときは「これだ」という正解はありません。
私たちの社会は複雑です。ネット社会の進展がそれに拍車をかけています。人間関係も仕事も生活もどんどん複雑になっています。複雑になった分、わからないことは増える一方です。
わからないことを一生懸命わかろうとしても、あまり意味はありません。いくら考えてもわからないものは世の中にいくらでもあります。
「放っておく力」を持つ
どうやってもわからないものにいちいち足を止めていては、大事な時間がもったいないだけでなく、不安や迷いを大きくする結果となり、精神的なストレスにもなります。
「放っておく力」は、そんなときに使うといいと思います。
自分の力ではどうにもならないわけですから、それを超えた運命のようなものに任せる気持ちを持つのです。自分の力を超えた何か大きな流れに委ねてしまう感覚です。
「放っておく」と、気がつくと状況が好転していたり、いつのまにか解決していたりということが起こったりもします。そんな「放っておく」感覚は、これからの時代、ますます強く求められてくるものだと思います。