マーケッターの眼
リピート顧客をつくるポイント制だが「価格で取った客は価格で取られる」。品質をテコとしたロイヤルティこそ鍵。
この部門でトップに立ったのはヤマダ電機だ。2位のヨドバシカメラに、ダブルスコア以上の大差をつける圧勝だった。「品揃え」や「品質」「立地」などの各調査項目でも、ヨドバシカメラ、エディオン2社を全項目で上回った。
この結果には、近年の出店攻勢が影響していると考えられる。家電量販店は、ランキング2位のヨドバシカメラ、3位のビックカメラのように都市のターミナル駅そばに展開するチェーンと、4位ケーズデンキや5位コジマのように郊外のロードサイドに展開するチェーンの2パターンがあった。
郊外型の店舗「テックランド」「テックサイト」を中心に出店を広げてきたヤマダ電機は、これまで後者に属するチェーンであった。しかし、2006年の大阪難波を皮切りに、都市型店舗「LABI」を続々と出店。この出店ラッシュのインパクトが、調査結果にも反映されたのだろう。