成功者が「早起き」をしている本当の理由

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第6位は『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』でした。

ローラ・ヴァンダーカム著、桜田直美訳『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』(SBクリエイティブ)
ローラ・ヴァンダーカム著、桜田直美訳『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』(SBクリエイティブ)

「成功者は早起きしている」とはよく言われることですが、なかなか早起きのモチベーションが湧かない方も多いのではないでしょうか。そんな方は、本書に背中を押してもらいましょう。

本書によると、成功者の多くが早起きするのは、朝のほうが集中して仕事に取り組みやすいから。朝はスッキリした頭で仕事にあたれますし、電話などのじゃまが入りにくいものです。

さらに、自分を律する力は、使いすぎると減ってしまうことがわかっています。目覚めたときにはすっかり満タンになっていたとしても、通勤ラッシュや話のわからない上司、反抗的な子供によってすり減っていき、仕事に使う力がなくなってしまうのです。そう聞くと、早起きしないのはもったいないと感じませんか。

では、何から始めればいいのか。本書では、「朝の時間に革命を起こす5つのステップ」として「時間の使い方を記録する」「『完璧な朝』を思い描く」「時間配分を考える」「習慣化する」「調整を加える」が挙げられています。まずは自分の時間の使い方を記録し、「完璧な朝」との違いを確認してみませんか。きっとやる気が湧いてくるはずです。

堀江貴文氏が実践する「すきま時間」に仕事をするコツ

第7位の『最大化の超習慣』にもご注目ください。

堀江貴文『最大化の超習慣』(徳間書店)
堀江貴文『最大化の超習慣』(徳間書店)

これまで多くのベストセラーを世に送り出してきた堀江貴文氏。そんな堀江氏は本書で、「これまで多くの本を出してきたが、ぼくのメソッドをここまではっきり、踏み込んで述べるのははじめてだ」と語っています。

忙しいビジネスパーソンに注目してほしいのは、「スマホで『すきま時間』を埋めよ」というアドバイス。移動時間や次の商談までの待ち時間など、予定と予定のあいだに生まれる「すきま時間」をすべて仕事のタスクで埋めてしまおうと提案しています。

すきま時間をうまく使うコツは2つ。仕事を細切れに分割することと、すきま時間に処理するタスクを前もって決めておくことです。「メールの返信をする」「企画の参考になりそうな本を探す」などといったタスクを、すきま時間にどんどん終わらせましょう。

本書で紹介される「習慣」は、「やり抜く」「アイデア」「時間コスパ」「ストレスフリー」「トップコンディション」の5種類。きっとあなたの人生を変えてくれる習慣が見つかるはずです。