費用対効果が最も高いのはやはり「車」である。マイカーは維持費も高く家計を圧迫しがちだが、必要なときだけレンタカーを使えば、必要最低限の経費で済む。激安で知られる「ニコニコレンタカー」を利用すると、一番安いSクラスなら、12時間まで2525円。中古車だが大手レンタカー会社の同クラスと比較すると、約半額だ。1カ月借りても6万3000円程度。車種により料金は異なるが、シーンごとに車を乗り換えられる。

長時間乗る必要のない場合は、分単位でレンタルできる「100円レンタカー」もある。コンパクトクラスは10分で100円、1時間600円。ファミリークラスは6分で100円、1時間1000円。

しかし、このサービスの難点は店舗数が少ないこと。店舗が近くになければ、全国展開している「タイムズプラス」のカーシェアリングがお勧めだ。初期費用として1500円のカード発行料がかかり、月額基本料金1000円で家族全員が利用できる。利用料はベーシック車が15分200円、BMWなどのプレミアム車は15分400円。月額基本料金に1000円分の無料利用料金が含まれる。パソコンや携帯サイト、フリーダイヤルから予約が必要。

家族の送迎や買い物など短時間の利用なら「カーシェアリング」、長時間の遠出であれば「ニコニコレンタカー」と使い分けるとお得だろう。

長期出張や単身赴任などで家電が必要となった場合、「かして!どっとこむ」でレンタルすれば冷蔵庫、テレビ、洗濯機、電子レンジの4点セットが2年間で5万6000円。ただし、家電量販店で新品が安く購入できることもあるので、配送料や処分料を含めて損得勘定して比較すべきだろう。

(構成=ロイチョウドゥーリ・邦子)