「卑日」を支えるための「柱」

それからは、韓国のネット世論は「防疫措置を緩和(十月三週目あたり)すれば、日本も感染者が急増する」と盛り上がっていましたが、ご存じ、日本はそれからも極めて良好な状態を維持できました。

シンシアリー『卑日』(扶桑社新書)
シンシアリー『卑日』(扶桑社新書)

それから日本も、二〇二二年一月に「第六波」で大変なことになり、韓国では「ほらみろ、やはりおかしい」という流れになったものの、その被害(重症者、死亡者、緊急事態宣言など)は五波ほどではなく、また韓国も二〇二二年二月からオミクロン波が始まって、また「だんまり」となりました。

K防疫は、韓国人の日本観において、まるで御神体のような存在であり、「卑日」(日本を見下す思想)を支える絶対に必要な「柱」でもあります。そのK防疫が、日本に「負ける」かもしれない(そもそも、防疫は勝ち負けではありませんが)。そんな不安が、韓国の精神世界を襲っていた、そんな頃。

これらの絵がネットに載り、タイトルに「K」が付いたのは、果たして偶然でしょうか。何かの復讐のつもりだったのではないでしょうか。私は、いまでもそう思っています。

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