絵の題から連想される「K防疫」

韓国の反日思想に関する情報をチェックしてきた方々なら、さほど驚くようなことでもないかもしれません。別の絵ですが、十年ぐらい前にも同じ趣旨のものが日本のネットに大量に出回って大きな話題になったことがあります。でも、いつもは韓国の反日思想にあまり関心がない、いわば「耐性が弱い」方なら、かなり衝撃的な内容でありましょう。

これらの絵が、「いつ」描かれたものなのかは分かりません。ただ、最初にネットコミュニティーに載ったときの題が「韓国のK-小学生」となっている点が、ちょっと気になります。「韓国の」とすでに描いたのに、わざわざ「K」をつける必要があったのでしょうか。もちろん、韓国では、何か韓国的なもの、または韓国のものであれば、「K」という字をつける言葉遊びのような書き方もあるので、この考察には多分に「邪推」が入っています。

でも、十一月十五日なら、別のKを思い出さずにはいられません。韓国自慢の防疫システム、いわゆる「K防疫」に致命的な問題が起きた時期と、概ね一致するからです。後でまた詳述することになりますが、十月末頃から韓国の新型コロナ禍は急激に悪化し、新規感染者だけでなく重症患者や死亡者が急増、専門家たちを中心に、「このままだと重症患者のための病床が足りなくなり医療システムそのものが崩壊する恐れがある」との声があがるようになりました。

日本の感染者急減に懐疑的だったマスコミにも変化が…

それまでは防疫措置の緩和を主張していたマスコミも、十一月一日から予定されていた防疫緩和の解除、いわゆる「ウィズコロナ(With CORONA)」を中止または延期する必要があるのではないか、そんなふうに論調を変えるようになりました。

同じタイミング、十月末頃から、韓国のネットでは何かの信仰のようになっていた、「日本は、新型コロナ検査数をわざと減らして、感染者が少ないように見せかけている」という主張が、否定されるようになりました。その頃、まだオミクロン変異株が日本や韓国に入ったばかりの頃ですが、日本は新型コロナにおいて、ほぼ完璧な状態でした。

そんな日本に対し、十月までは韓国のマスコミも「日本の感染者急減は何かおかしい」としながらネット世論に同調しましたが、一部の専門家や日本特派員たちを中心に「陽性率が極めて低くなっているので、検査数を減らして感染者数を減らしたというのは話にならない。感染者が減ったから検査数も減っただけだ」「一部で陰謀論のようになっている『日本は新型コロナ検査費用を急激に値上げした』というのも、事実と違う」などの事実が報じられるようになりました。