この“計画”は、金銭トラブル解決も圭さんのニューヨーク留学も、みな私からお願いしたことだと、会見ではっきりといい切った眞子さんが考えたのかもしれない。

もしそうだとしたら、眞子さんは、自分たちに優しくなかった皇室への意趣返しとして、宮内庁を自分たちのATMにしようと考えているのだろうか。

私は、そうではないと思う。2人が生きていくために必要な選択肢の一つだったとは思うが。

以前から、秋篠宮夫妻と宮内庁の間で「眞子さん夫妻が困った時は助ける」と内々で話がついているのではないか。私はそう考えている。

それに彼女たちがこれから果たす役割に宮内庁側が期待しているということがあるのかもしれない。週刊誌が怯えているように、元皇族として、週刊誌など日本のメディアの誹謗中傷とも思える皇室報道に対する批判を、圭さんと組んで、アメリカメディアに出て語っていくのではないか。

一般人になった眞子さんならそれができる。

カメラ放送のテレビ スタジオでの作業
写真=iStock.com/ozanuysal
※写真はイメージです

「どんなことをしても圭さんと生きていく」という決意表明だった

昭和天皇と香淳皇后の末子で、天皇徳仁・秋篠宮文仁親王の叔母である島津貴子さんは、銀行員と結婚して皇籍を離脱した。

結婚後も、知人主催の「パジャマパーティー」に参加したり、大阪万博では、開会式・閉会式のテレビ番組で司会を務め、元皇族らしからぬ歯切れのいいトークで人気になった。

眞子さんは貴子さんとはタイプが違うが、記者会見で週刊誌報道を「誹謗中傷」と切って捨てた切れ味は、アメリカメディアが放ってはおくまい。

複雑性PTSDを公表したのも、一時金を断わったのも、会見で事実に基づかない中傷報道だと週刊誌を断罪したのも、彼女がこれからどんなことをしても圭さんと生きていくという決意の表明だったと思っている。

11月4日、秋篠宮紀子さんの父であり、眞子さんの祖父である川嶋辰彦学習院大名誉教授が亡くなった。享年81。

11月6日、眞子さんは小室圭さんを同伴して川嶋家の家族葬に出席した。

祖父は孫娘が結婚したのを見届けて旅立ったように思える。祖父の棺に手を合わせた眞子さんは、辰彦おじいちゃんに何と呼びかけたのだろう。(文中敬称略)

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