誰でも皆、その人が存在するだけで、誰かが幸せになれている。だったら世の中において、疑いなく「褒められる価値がある存在」であるはずです。

ではどうして、自分だけが褒められる価値のない存在だと、言い切ることができるのか。「私は褒めるに値しない」と言っている人は、知らず知らずに、多くの人を否定することにもなっているのです。

もっと多様な視点を持ち、すべてを受け入れることから始めてはいかがでしょうか。

ポイント
「私は褒めるに値しない」と言っている人は、知らず知らずのうちに、多くの人を否定している。

他人から感謝されたら、即「あなたのおかげです!」

褒められたり、喜ばれたり、感謝されたりというのは、本当であれば仕事にとって、最も大きなモチベーションになる部分です。それは私も同じで、初診のときに泣いていたような患者さんが、最後には少しでも笑顔になられ、「受診してよかったです」と言われると嬉しいです。

患者さんからちょっとでも喜ばれれば、「もっと喜ばれるようになりたいな」と思いますし、そのために最新の治療方法や薬物治療について勉強しようと思うきっかけにもなります。もちろん、これは他のどんな仕事でも同じで、褒められて喜んでがんばって、また褒められて、で人生の充実度がどんどん上がっていくわけです。

なのに最初の「あなたのおかげです!」という褒め言葉を素直にキャッチできないのでは、全く、その先のよい連鎖が起こらなくなってしまいます。

ポイント
「あなたのおかげです!」と返して、よい連鎖を起こす。

「なんちゃっていいヤツごっこ」をやってみる

では、どうすればよい連鎖を起こしやすくなるかをまず考えて、意図的にその連鎖を起こせないかを課題に動いてみるのも一つの方法です。

たとえば、「褒められること」を一つの目標に仕事を少しやってみましょう。

事務職の方であれば、いつもよりていねいに書類を配ってみる(机に置くときにキレイに並べる、手渡しの場合は必ず「お疲れ様です!」と声かけと共に渡してみる)とか、社内で誰かとすれ違ったら、相手より早く目礼をするとか、その程度でいいです。