むしろ難易度が高すぎると実行できないので、最初は簡単な目標からジワジワやることで徐々に難易度を上げればいいと思います。「なんか、やりすぎたらいいヤツぶってるって言われそう、思われそう」と腰が引けた人は、勘がいい人です。

私は「なんちゃっていいヤツごっこ」を家庭、会社や学校で目立たない程度にさりげなくやることをお勧めしています。

このごっこ遊びは、実は他人にバレないくらいがちょうど良いのです。つまり、仕事を全然楽しいと思えない自分がいても、それを心から楽しんでいる陽キャラのように「演じてみる」とか、「仮面を被ってみる」という発想でやってみよう! というライフハックです。

「仮面を被ってみる」が生きづらさを和らげる

正直、何があっても何をされても心の底から仕事が楽しい! と断言できる人のほうが数は少ないでしょう。そんな中で、内心を丸出しにしながら嫌々やるよりは、嘘でもいいから表面上は楽しそうに、そして気が利くようにやってみるのです。

バク@精神科医『生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』(ダイヤモンド社)
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レスポンスが早く、何か相手がミスをしても「気にしてませんよ!」と笑顔でフォローできるキャラの仮面を被って演じてみましょう。

毎日フルタイムでやらなくていいです。私もちょっと病院でやっていますが、結果どうなったかというと「話しやすいいい先生」として評価されているようです。

これをやっている人とやっていない人で、どっちが印象がいいかと言えば、それはやっている人でしょう。それなら、楽しみながら「いいヤツ」ぶるほうが、どう考えても得策ですよね。イヤイヤやっている仕事に一つの楽しみが見出せるなら、毎日の生きやすさはずいぶんと変わってくるでしょう。

今やっていることを「楽しくないこと」と四角四面に考えるのでなく、偽りでもいいから、「楽しめる自分」をつくってみるのです。それで本当に毎日が楽しくなってくるなら、どう考えたっておトクなことです。こんなところで変に生真面目にならなくてもいいのです。

さぁ、あなたはどんなキャラをやってみますか。

ポイント
嘘でもいいから表面上は楽しそうに、気が利くようにやってみる。
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