米バージニア大学で政治学を教えるハイチ専門家のロバート・ファットンは、ギャングは無視できない厄介な存在であり、ハイチの治安部隊が封鎖状態を施行できるかどうかは不透明だと述べた。
「今は一触即発の状態だ」と彼は述べ、諸外国が国連の軍事プレゼンスという方法で介入を行う方法も選択肢のひとつだとつけ加えた。「クロード・ジョセフが今後、権力の座にとどまり続けることができるかどうか、大きな疑問だ。彼が国を結束させる政府を樹立しなければ、それはとても難しいだろう」
ジョセフはAP通信の取材に対して、暗殺事件についての国際的な調査を支持する考えを示し、年内に予定されている選挙は実施されるべきであり、自分はモイーズを支持していた人々とも、彼に反対していた人々とも協力していくと約束した上で、こう語った。「すべては順調にいっている」
当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら