自己満足ではない「価値」に人は期待し、お金を出す
努力してもお金が集まらないのだとしたら、それはやり方に問題があるのではないか。丁寧に説明して、ひとりも出資者が現れないようなプランは、世の中に需要がないという証拠だ。歯を食いしばって続けたとしても、社会に役立つ成果につながる可能性は低い。
それでもいいというなら結構だが、自己満足で終わってしまうようなチャレンジは、面白くないだろう。
本当にやりたいことがあって支援を求めたいなら、人々の需要をアピールすることだ。
あなただけが楽しむために、人はそうそう手助けをしてはくれない。自分も楽しんで、他人も楽しむには、どんな方法があるのだろう? と、考え尽くしてみよう。自分の中で、答えがひとつでもふたつでも出てくれば、出資先への頭の下げ方やその際の説明の言葉が変わってくるはずだ。
まずは最低限のお金を集める努力をして、その後、まとまったお金をかけなくても継続できる方法を、実際に行動しながら学んでいこう。
地道に、やる! テクノロジーが進化して、試行の方法は自由に選べるようになったが、ステップアップの基本は、昔から変わっていないのだ。