やりたいことがあるのに資金がないときは、どうすればいいのか。実業家の堀江貴文氏は「今の時代はお金を集める方法はいくらでもある。『資金がないので、できません』という言い訳は、通用しない」という――。

※本稿は、堀江貴文『やりきる力』(学研プラス)の一部を再編集したものです。

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起業資金を当時付き合っていた女性のお父さんから借りた

お金が手元になくても、やる気さえあれば何でもできる。根性の話ではない。

スマホアプリをはじめとしたネットサービスを介して、お金の集め方・借り方・稼ぎ方があふれているこの時代に、「資金がないので、できません」という言い訳は、通用しないということだ。

本当に、いい時代になったなと思う。僕が起業を考えたときはお金がなくて、まとまったお金を、当時付き合っていた女性のお父さんから借りた。その借金にはまったく後悔していないけれど、知り合いのツテをたどるまでもなく、資金集めの選択肢が数えきれないほど揃っている、いまの若い世代は恵まれているなぁと感じる。

ひと昔前までは、お金がなければできないと思われていた分野でも、工夫を凝らして、お金集めに臨んでいる人が出てきた。例えば、大学での基礎研究の分野だ。