月約4万7000円の支出を削って、投資に回すことができた

スマホなど通信は家電量販店の格安スマホコーナーで話を聞き、複数の通信会社のプランを比較し始めました(月1万8000円→1万円)。セミナーは参加前後でその主催者や講師、内容について調べ、1カ月の中でもっともよいと思った1つだけに参加するルールをもうけることにしました。習い事は仕事でも使う可能性のある英会話のみ継続することにしました(「教育費」月3万6000円→1万5000円)。

メタボ家計before→after

このようにして月約4万7000円の支出を削ることができ、これを全額投資に回すことにしました。全額そっくり回せるのは、現在の貯金とこれから満期を迎える保険金で、生活防衛資金は十分だからです。通常の口座での積立投資でもよかったのですが、非課税投資で少しでも利益を多くしたいという希望もあり、iDeCoを月2万3000円、つみたてNISAを月2万4000円で始めることにしました。継続して積立投資をしていけると、65歳の年金受給開始前に1000万円を超える資産を作ることができる可能性も見えてきました。

真田さんは勉強熱心であるがゆえに、いろいろな情報に振り回され、支出が多くなってしまっていたようです。また、もしかするとさまざまな講師から言われることに従うことにより「自分はできている」という気持ちが芽生え、その存在に依存した暮らし方になっていたのかもしれません。

学ぶということ、そしてその意欲などはとても大切なことですが、複数ある学びの場から、どこが信頼できるのか、どれが大切な情報なのか、自分で選べるようにならなくてはいけません。

そしてさらに自分に合っているかという視点で考えられることも必要です。自己投資も大切ですが、偏らず、広い視野でいろいろな物事を見ることが、自分の成長にも、お金を貯め、増やすことにも大切なのです。

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