ネガティブな気持ちが「見た目」の老化を進める
もうひとつ、見た目に大きな影響を与えるのが「心の持ちよう」。つまり、「気持ちの若さ」です。実は、これがもっとも重要な要素だといってもいいかもしれません。
「見た目」が若返ると周囲から褒められ、気持ちも上がる。逆もまた真なりで、前向きな若々しい気持ちになることで、背筋はいっそう伸び、日々の活動量も自然に増えていきます。そして、何を食べるか、何を着るか、誰とどう過ごすかなど、生活習慣すべてが変わってくるのです。
ところが一般には、加齢にともなってネガティブな気持ちが現れがち。あなたは次のいずれかに心当たりはないでしょうか。
②ちょっとしたことでイライラしたり、怒りが爆発してしまう
③新しい場所や知らない人に会うのを避けがち
④新しいモノ、新しい技術は面倒だから使わない
⑤気力がなくて何をやるのも面倒くさい
実は男女とも、40代以降に始まる更年期や、それを乗り越えた初老期に、うつ症状を発症するケースが少なくありません。精神面だけでなく、肩凝りや頭痛、動悸やのどの詰まり、肌のかゆみなどの身体症状をともなうこともよくあります。
気持ちが老化することで、体の老化も進む典型的なパターンだといえるでしょう。
とくに、仕事も家事も、そして介護もがんばって、ストレスを感じてもじっと我慢してやり過ごすタイプの人は、うつ状態になるリスクが高いといえます。
「池谷式・血管若返り術」を実践しよう
そうした数々のリスクを乗り越え、若々しい「見た目」と「血管」を手にするため、私自身が実践し、患者さんたちにもおすすめしているのが、「池谷式・血管若返り術」です。
これはいったい、どのような方法だと思われますか? つらいものはイヤですよね。私も同じです。
詳しい方法は新著『内臓脂肪を最速で落とし、血管年齢が20歳若返る生き方』でご紹介しますが、「特別なこと」「難しいこと」は何ひとつありません。しかし、医学的な根拠に基づいたものであり、私が自分の体を使って試し、厳選したメソッドです。また、食事、運動や体の動かし方、入浴、睡眠、ストレス対策など生活習慣全般にわたる内容ですが、誰でも簡単に実践でき、経済的な負担もほとんどありません。
あとは毎日コツコツ継続するだけですが、その効果は驚くべきものがあります。「実年齢よりもずっと若く見える」という見た目の若返りだけでなく、次のように全身の健康にもつながります。
②痛みやだるさ、むくみや冷えなどの不調がなく、体を思い通りに動かせるようになる
③高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が改善する
④脳卒中や心筋梗塞、がんや認知症、感染症の重症化などのリスクが低減する
こうした体と心の内側からあふれ出る「健康的な若さ」こそ、私たちが目指すべきものだと信じます。