フィギュアスケート選手の宮原知子さんは2017年1月に左股関節を疲労骨折した。翌年の平昌冬季五輪出場が危ぶまれたが、見事復帰し出場を果たした。当時の気持ちをイーオンの三宅義和社長が聞いた——。(第2回/全3回)
フィギュアスケート選手の宮原知子氏
写真=Getty Images
2019年の第88回全日本フィギュアスケート選手権での宮原知子さん

たった30分でスケートに目覚めた

【三宅義和(イーオン社長)】宮原さんのフィギュアスケートとの出会いについて教えてください。

【宮原知子(フィギュアスケート選手)】4歳のときです。当時、両親の仕事の関係でアメリカのテキサス州ヒューストンに住んでいたのですが、ショッピングモールにあったアイススケートリンクで初めてスケートをやってみたんです。