紙ナプキン以外にもいろいろある生理用品

生理の時は、経血で下着を汚さないよう生理用品を使って手当てします。

生理用品には下着に貼り付けるものから膣の中に入れて使うものまでたくさんの種類があり、特徴を理解して自分に合った生理用品を選ぶことが大切です。

紙ナプキン

生理用品で一番よく使われているものです。ショーツに紙ナプキンを貼り付けて使用します。サイズはさまざまなものがあり、経血の量に合わせて選択します。

買える場所:ドラッグストア、コンビニ、通販

〇よい点
・手軽に購入することができ、緊急時も手に入りやすい
・使い方が簡単
・種類が沢山あるので自分に合うものを見つけやすい
△悪い点
・他の生理用品に比べズレやすいので、経血が漏れ出てしまうことがある
・蒸れることによってニオイや皮膚トラブルを生じることがある
・経血がドロッと出てくる感覚がある

使い方

紙ナプキンの使い方
イラスト=どさんこつくし
タンポン

膣に挿入して使用する生理用品のひとつ。ひとつのタンポンで最大8時間使用できますので、長時間トイレに立てないような場面ではタンポンが役立つでしょう。

買える場所:ドラッグストア、コンビニ、通販

○よい点
・生理中もお風呂やプールに入ることができる
・長時間使用ができるので交換の手間が少ない
・経血がドロッと流れる感覚がない
△悪い点
・慣れるまでに練習が必要
・挿入から長時間が経つと蒸れを生じることがある
・不適切な使用によってTSS(*)のリスクがある

*TSS(トキシックショック症候群)とは
黄色ブドウ球菌から出る毒素が原因で起こる急性疾患のことです。初期症状としては、突然の高熱を伴って発疹・発赤、倦怠感、嘔吐、下痢、粘膜充血などがあります。商品に定められた使用可能時間を超えて使用しない、連続使用せずナプキンと交互に使うなどの対策をすることで予防することができます。

使い方

タンポンの使い方
イラスト=どさんこつくし

アプリケータータイプのタンポンでは、プラスチックのアプリケーターを膣に挿入し、膣に経血を吸収するためのタンポンを入れます。経血を吸収したタンポンは、膣の外にでた紐を引っ張ることで取り出して交換します。