文在寅大統領にはおかしさを通り越して狂気さえ感じられる
産経社説は書く。
「何度も繰り返すが、日韓両国は昭和40年の国交正常化時の請求権協定で、一切の請求権問題は『完全かつ最終的に解決された』と約束した。協定に伴い日本は無償3億ドル、有償2億ドルを韓国側に支払った。無償3億ドルは個人の被害補償の解決金を含んでいた。個人補償に不満があるなら、解決するのは韓国政府の責任である」
「この協定は両国関係の基盤だ。それを破壊する不当判決を放置したままの文政権の態度は、常軌を逸している。法よりも『反日』を優先し、『司法の判断』に責任転嫁するのはおかしい」
やはり日韓の協定ですでに解決済みの徴用工問題を持ち出す文在寅政権が異常なのだ。協定での決定事項を無視して反日感情に訴える。実におかしな政権である。いやおかしさを通り越して狂気さえ感じられる。これが文在寅大統領の反日種族主義なのだ。
文在寅政権の求めに応じて菅首相が訪韓するのは時期尚早だ
さらに産経社説は書く。
「(10月29日の日韓の)局長協議で『意思疎通の継続では一致した』というが、国同士の約束を反故にする国と、どうして信頼関係が築け、意思疎通や交渉ができよう」
「『徴用工』問題は、国際法を無視し、歴史を歪曲した韓国側による完全な言いがかりで日本側は被害者だ。おかしな妥協は禁物である。反日の成功に味をしめた韓国が不当な対日要求をエスカレートさせるに違いないからだ」
繰り返すが、間違っているのは文政権なのだ。いまの状態で妥協することは避けたい。妥協したからと言って日韓関係が改善されるわけではない。文政権は日本が妥協してくることを待ち望んでいる節もある。
産経社説は最後に朝日社説と正反対の主張をする。
「今年の日中韓首脳会議の議長国である韓国は、菅首相の訪韓を望んでいるというが、訪韓できる環境にないことは明らかだ」
産経社説の主張は正しい。文在寅大統領の求めに応じて菅首相が訪韓するのは、時期尚早である。