第2、第3のトランプの台頭は避けられない
第1回目の討論会ではバイデンが「トランプは2000万人が利用するオバマケアを奪い取ろうとしている」と批判するのに対して、トランプは「オバマケアが最悪だから、私がよりよい保険をつくる」と反論していた。コロナ禍で加入者が急増していることもあって、保険をめぐる問題は今やアメリカ国民にとって大きな関心ごとだ。オバマケアをめぐる論争は今後、さらに熱を帯びることだろう。
果たして、トランプとバイデンのどちらがコロナ禍以降のアメリカの舵取りを担うのか。仮にバイデンが勝利したとしても、アメリカの分断を見る限り、第2、第3のトランプの台頭は避けられないと思われる。