テレビや雑誌などさまざまなメディアで発信を続ける国際政治学者の三浦瑠麗氏。なかでも政治や文化について一段深い議論を展開するのがプレジデント社の公式メールマガジン「三浦瑠麗の『自分で考えるための政治の話』」(毎週水曜日配信)だ。同メールマガジンから抜粋・再編集した記事をお届けする。
回転らせん状発光時計の数字から。抽象的な3dイラスト
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不思議な難解さで大ヒットの映画『テネット』を観る

クリストファー・ノーラン監督の最新作『テネット』を観てきた。劇場にほとんど大作がかからないなかで公開されたためもあり、またその不思議な訳のわからなさゆえに大ヒットしているようだ。題名のテネットは英語でTENET。前から読んでも後ろから読んでも同じ、というつづりで、本作のカギとなる単語である。

ジョン・デイビッド・ワシントン演じる主人公には名前が与えられていない。彼は隠密作戦を行うエージェント。テロを阻止するために動員されたはずが、状況をよく理解しないままに、人類を救うミッションに駆り出される。このミッションというのが、どうも未来の敵が発動させようとしている最終兵器から人類を守ることらしい。未来の人類は時を遡って兵器を送りつけてきているという。

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言うまでもないことですが、政治は私たちの暮らしに密接です。その一方、選挙のたびに政局に振り回され、結局は「無党派層」を自認し、政治に距離を感じている人も多いはず。本メルマガでは、三浦さんの本分である国際政治学者としての知見をもとに、混迷する政局と日本社会を取り巻く状況を読み解くための情報をお届けします。また、話題となっている政治ニュースを取り上げ、その裏にある背景を、メルマガ読者だけにお伝えしてまいります。