自分のストレスの原因を考えてみてほしい

コロナ禍で夫が“モラハラ夫”に豹変する原因は、やはり「夫婦が一緒に過ごす時間の長さ」にありそうだ。お互いがひとつの家で四六時中顔を突き合わせる生活が続くと、今まで気がつかなかった、あるいは目を背けることができていた相手の“気になる部分”が際立って見えてくるようになる。それまでは夫婦ゲンカすらする時間が持てなかった夫婦でさえ、どんな小さなケンカの種でも探し出せる時間と機会が激増するのだ。

そんなふうにストレスがたまりにたまった状態では、ささいなことがきっかけとなり“モラハラ夫”のスイッチが入ることもある。

もしも、自分が“モラハラ夫”になりそうな自覚がある人、あるいは夫のモラハラ化が心配な人は、決定的な言動を起こす前に「自分のストレスの原因がどこにあるのか?」を一度、考えてみることをおすすめしている。なぜなら、コロナ禍でのストレスは、パートナーに対してではなく新型コロナウイルスそのものが原因であることがほとんどだからだ。

「コロナさえなければ、夫婦関係はうまくいったはず」だと思えるなら、必ずといっていいほど、「コロナ禍を乗り切った後には、夫婦関係修復の余地がある」と言えるのだ。

【関連記事】
日本の男性は、なぜ一日中家にいても「見えない家事」が見えないのか
妻子を捨てて不倫に走った夫が「一転して改心」した納得の理由
「子供ができても家は別々」共働き30代夫婦が別居婚を続ける理由
不妊治療ですれ違うアラフォー夫を"その気"にさせた妻の言葉
「義実家へのオンライン帰省」を気軽にやってしまった妻の後悔