「感染者の99%は無害だった」と根拠の不確かな発言も
東京社説も読売社説と同様に「コロナで失策が続き、支持率が低落するトランプ氏は、11月の大統領選挙に向け、WHOや中国に責任転嫁をしたいのだろう」と分析し、次のように書き上げる。
「中でも、大統領自身の甘い認識は目に付く。七月四日の独立記念日の演説では、政権が大流行の制御に『かなり進歩を遂げた』と自画自賛。そして、『感染者の99%は無害だった』と根拠の不確かな発言をしている」
「米国内外から今回の決定には『非常識』との批判が噴出している」
「政治的なパフォーマンスはやめ、不満があるのならWHOの運営に参加し、改善すべきだ」
トランプ氏の言動は東京社説が指摘するように、「非常識」な「政治的なパフォーマンス」にすぎないのである。トランプ氏の発言は真実から遠い。世界はそれを分かっている。しかし、アメリカのトランプ支持者は分かろうとはしない。そこに大きな問題がある。