現場の担当者より管理職の方が変化に対応しづらい

テレワークの定着に伴い企業の営業部門は大きな変化の時を迎えています。

前回の記事では「足で稼ぐこと」を封印された現場担当者は、「データを集める」「計画をスケジューラーに記入する」「その計画を上司や同僚に公開する」という3つを心がけたほうがいいとお伝えしました。

ガントチャート
写真=iStock.com/AndreyPopov
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では、営業部門を指揮する管理職はどのように変わるべきでしょうか。私は現場担当者より管理職のほうが変わりづらいと考えています。自身の担当者時代の成功体験が邪魔をするからです。

いま下半期に向け体制を整え、年間目標売上を確保しなければならない企業は多いと思います。試行錯誤する時間は残されていませんが、管理職はたった1つの習慣を身に着ければ、インサイドセールス(非対面型営業)のベネフィットを活かした運営が実現できるでしょう。

その習慣とは、部門全体の動きを「可視化する」ことです。ごく当たり前のように聞こえますが、在宅勤務で部下とも顔を合わせないなかで報連相を実現するのは難しい課題です。